旅籠屋とは

旅は、自由。

気兼ねなく、好きな時に、好きな所に行ける。
当たり前のことのようですが、今世界中で、
こんな自由に恵まれた人々がどれだけいるのでしょう。
ほんの一部に違いありません。
心と体の健康、ある程度の経済的なゆとり、
車社会のインフラ、個人を大切にする平和で安全な社会。
これらの条件がそろわないと得られないことだからです。

50年前はどうだったのでしょう。50年後は、どうなるのでしょう。
長い長い歴史の中で、無数の人たちがあこがれ、願い、
ようやく手にした夢のような時代と場所に私たちは生きています。

創業前、私たちがアメリカのMOTEL(ラブホテルではありません)を
泊まり歩きながら感じたのは、
そんな自由のありがたさと厳しさについてでした。
なによりも大切なことは、料金を含め多くの人が
分け隔てなく気軽に泊まれること。
そして、いろいろな個性や違いを受け入れ、
少しずつ寛容になることが自由を支えているのだということ。

私たちの宿には、温泉やレストランなどの施設も、
ことさらのお客さま扱いもありません。
使い捨てのアメニティグッズも置いていません。
しかし、1号店からペット同宿を受け入れ(一部客室のみ)、
ほとんどの店舗にバリアフリールームを設け、全館禁煙にはせず、
東日本大震災以降の店舗には、非常用の発電機を設置してきました。
どれも私たちにとっては当然で大切なこだわりなのです。

マイカー旅行者のための素泊まりのミニホテル
「ファミリーロッジ旅籠屋」は、アメリカンスタイルの、シンプルなロードサイドホテルです。
1号店オープンから30年、
「こんな宿を待っていた」という声に支えられ、
ご利用者は延べ600万人以上、全国70店舗以上に増えました。全店直営です。
ご家族4人で1室15,400円から、お二人なら1室11,000円から。
おひとりなら6,900円から(消費税込)。

あれこれのサービスはありませんが、
それが自由に旅を楽しんでいただくための特長だと信じています。
日本初のMOTELチェーンとして誕生し、30年。
コロナ禍は大きな試練でしたが、全国各地で元気に営業中です。
シンプルで自由な、旅と暮らし。初心を忘れず支え続けます。

ファミリーやご夫婦でのドライブ旅行、ひとり旅、
ビジネス出張、ツーリングやサイクリング。
どうぞ、気兼ねなく、好きな時に、好きな所に。

アメリカンモーテルデザイン

建物はアメリカンモーテルをお手本にしており、車でのアクセスのしやすさを重視しています。塔屋の黄色いクマの看板が目印です。廊下は開放型で、部屋が二面開口のため明るく風通しがよいのも特長です。フロントには暖炉があり、温かな雰囲気でお客様をお迎えしております。(降雪地域では開放型でない店舗もございます)

車から部屋にすぐアクセス

駐車場と部屋の距離が近いため、大荷物でも運び込みがとても楽チンです。ビジネスやお子様連れのお客様から使い勝手がよいとご好評いただいております。

広い客室に大きなベッド

部屋は25㎡あり、一般的なビジネスホテルのシングルルームの約2倍の広さです。幅154cmの大きなサイズのベッドが2台。お子様と添い寝ができます。さらにバゲッジラック、テーブル、デスク、クローゼット等の家具を余裕をもって配置しており、広めの空間でゆったりとおくつろぎいただけます。

バス・トイレ別

浴槽には足を伸ばして入ることができて、お子様連れもご一緒にゆったり入ることができます。またトイレとバスは別々なので、同宿者を気にせずお使いいただけます。
※バリアフリールームは扉で仕切り

朝軽食サービス

ビュッフェのようにあれもこれものサービスはありませんが、朝、空腹で旅立たなくてもよいように、心ばかりのパンと飲み物を無料で提供しています。

バリアフリールーム

車いすや体の不自由なお客様にも快適にお泊りいただけるよう段差のないバリアフリールームを用意しております。(1店舗1室。67店舗に設置)

非常用発電機

約2/3の店舗に設置済

当社では非常時の際、宿泊施設は緊急避難場所=シェルターとしての役割を果たすべきだと考えています。雨風をしのぐスペースと寝具、最低限の食べ物と水があれば命をつなぐことが出来るからです。こうした機能を提供できることが宿泊施設の特徴であり、社会的使命だと考えています。
この発電機はプロパンガスを動力源とし、停電時の起動から通電再開時の停止まですべて自動で行われます。発電能力に制限があるため、空調設備の稼働は困難ですが、照明・通信・テレビ・給水給湯設備は通常通り使用可能となります。ガスボンベ1本で8時間程度の連続運転が可能なため、数日間は電気を供給し続けられる見通しです。